やじうまミニレビュー
猫砂問題がついに解決! フロアワイパーに吸着しない大きなゴミを吸い取る「電気ちりとり」が最強
2019年1月17日 06:00
掃除機以上に手軽でサッと使えるフロアワイパー。ちょっとした食べこぼしや髪の毛などが気になったときは、掃除機を出すよりもこちらでササッと吸着させた方が早い。しかし、最後にワイパーシートを捨てようとしたときに、吸着しきれなかったゴミが床に残ってしまうこともしばしば。そこで使ってみたのが、フロアワイパーで集めたゴミを吸ってくれる「電気ちりとり」だ。
メーカー名 | シー・シー・ピー |
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製品名 | 電気ちりとり ZN-DP24 |
実売価格 | 3,995円 |
吸引機能を備えたちりとりで、吸込口がある下部にスイッチが2つあり、このスイッチをフロアワイパーで押し込むと稼動する構造。フロアワイパーが吸着しきれなかった、大きなゴミを吸い取ってくれるというアイテムだ。
紙パック式なため、吸引されたゴミの後片付けも簡単。本体が小さいので紙パックは専用のものを使うが、購入時に5枚付属するので問題ない。1枚はあらかじめ本体に装着されているので、箱から出したらすぐに使える。
なお交換用紙パックはAmazon.co.jpや、家電量販店のウェブサイトなどで、10枚入り645円で購入できる。
床に散らばる猫のトイレ砂は吸引できるか!?
電気ちりとりで吸い込みたいのが、なんといっても猫のトイレ砂。トイレ周りには仕切りを置いて砂が飛び散らないようにしているが、猫の爪に引っかかることが多く、気がつくと床に散っている。たまにスリッパで踏んでしまい、ジャリっと音がすると悲しくなるし、後片付けも大変。
フロアワイパーに取り付けるシートは、髪の毛やホコリなど細かいゴミは吸着するが、猫砂は粒が大きくて最後にシートを捨てるときにどうしても床に残ってしまう。本製品は砂や土ぼこり、食べこぼしなども吸引してOKとのことなので、さっそく猫砂を吸わせてみた。
なお、対応するフロアワイパーのサイズは、シートを取り付けた状態で幅26cm、高さ1.5cm以下のもの。それ以下になると、スイッチが反応しにくくなるという。筆者は、クイックルワイパー フロア用掃除道具に、クイックルワイパー 立体吸着ドライシートを付けて使用した。
コンセントを差したら、背面の電源ボタンをONにすればスタンバイ完了。吸込口は中央にあるので、集めたゴミは本体中央に寄せる必要がある。ゴミを集めたらそのままフロアワイパーごと本体下部の白いスイッチに押し付け、吸引させる。
スイッチを押すとギュイーンと稼働音がし、カラカラと砂を吸い取る音が聞こえた。一度吸わせただけではまだ砂は残っていたが、2回で完全に吸引完了。ゴミを集めて押し込むだけなので、複雑な操作がなく簡単に使えた。シート自体には髪の毛やホコリなど細かいゴミが吸着されており、細かいゴミが多い家庭ならフロアワイパーだけでも十分だろう。
しかし我が家のように大きな粒のゴミがある家には、この電気ちりとりは必需品だと感じた。猫砂を掃除機で吸うこともできるが、サイクロン掃除機だと吸引した砂が粉砕されてダストカップ内で細かくなってしまう。この電気ちりとりなら紙パック式で気軽に捨てられるので、掃除機で吸引したくないゴミもガツガツと吸わせられる(笑)。
もうひとつ掃除機で吸いづらいものとして、猫がこぼしたかつお節とカリカリがある。ごはん類は掃除機で吸うとダストカップのニオイが気になるし、何よりカリカリは粒が大きくて掃除機では吸いづらい。こちらも電気ちりとりで吸引したみたところ、1回でキレイに吸ってくれた。
電気ちりとりを使うようになってから、正直なところ掃除機を使う頻度が下がった。猫砂が床に落ちているのを見つけるたびにフロアワイパーで掃除しているが、砂を集める前に2~3部屋回ってホコリや髪の毛も拾うようになり、細かなゴミを放置することがなくなったのだ。週末に掃除機は使うが、平日もキレイな部屋を維持できるようになり気持ちが良い。
1カ月使ったところで中の紙パックを取り出してみたが、まだ余裕はありコスパも良い。ゴミが漏れることもなく、内部はキレイなままだった。
掃除機との使い分けだけでなく、1人暮らしでフロアワイパーだけで掃除を済ませるといった人にもオススメ。シートで吸着しきれないゴミをきちんと吸い取ってくれるので、便利さを実感できるはずだ。